片脚立ちからわかるお子様の膝のクセ

「片脚立ち」と聞いて、みなさんは、なんだそんな簡単なことと思いますか?

走ることは、片脚立ちの連続です。バスケやハンドボールでは片脚でジャンプもしますし、空手やバレエ、新体操でも片脚立ちで静止するなんてことも要求されますよね。

しかも、競技中での片脚立ちなんて、そんな整った環境ではありません。
試合では、ディフェンスはいるし、パスは受けなきゃいけない!
舞台では、音楽に合わせなきゃいけないし、他の人とあわせなきゃいけない!

アスリートにとって、片脚立ちの精度を極めることには、大きな意味がありそうですね。

京都大学の高木優衣氏らが、同大学ラクロス部所属の健常女子16名を対象に、片脚着地動作における前十字靭帯(膝の超大事な靭帯)損傷のリスクファクター(原因)について検討した論文があります。

この実験で分かったことが、
前脛骨筋、半腱様筋の着地前における筋活動量がknee-inに影響している。前脛骨筋や半腱様筋が着地前に働くことがknee-inを防ぐ重要な因子であり、一般的によく行われる股関節外転・外旋筋や大腿四頭筋の筋力トレーニングのみではなく、筋の使い方をトレーニングすることで動作改善が見込まれる可能性が示唆された。……静的な股関節外旋可動域が小さいほど動的な膝関節外反角度が増加するという結果となり…..
と記されています。

knee-in「ニーイン」って聞いたことありますか?
膝が内側に入るクセというとわかりやすいかもしれません。

前十字靭帯の損傷は、このニーインのクセがある子供にリスクが高いと言われています。

そこで、京都大学は、このニーインをさせないためには、どうしたらいいの?ってことを調べたんですね。

結果、簡単にいうと、次の2つのことがわかりました。

①前十字靭帯のリスクは、着地前にもう決まっている!?
②股関節を外にねじる角度が小さいほどリスクは高まる!?

大怪我の原因が、着地前にすでに決まっていたとは驚きですね!

さて、早速お子様に片脚立ちをしてもらってください。

ポイントは、
・ただの片脚立ちではなく、そこからしゃがむ動作で見ること
・見る方は、床についている方の膝ですよ!
・この時、土踏まずが落ち込んでいないかもチェックするといいでしょう。


では、2番目の股関節を外にねじる角度の測り方って?

これは、文章ではなかなかお伝えするのが難しいですね💦

BASHiPの20日間トライアルでも、この「股関節外旋」という動作の測り方を解説している動画が見れるので、是非トライアルをお試しください(^^)

会員の方は、会員専用ブログから、その動画の検索方法と、もっと良い情報をのせているので、同じ題名の記事に、前半同じ文章が続きますが、読み進めてくださいね!

では、続きはお問い合わせフォームからどうぞ!