「バランス」ってどこで感じてるの?

本日も、夏休み特訓「超バレエ基礎」お疲れ様でした✨
本気でプリエすると、一回でもきついですよね💦
みんなのプリエ、おせいじ抜きで本当に良くなっています!
8割くらいの生徒のことを「みんな」って呼んでしまうことってありますが、今回の「みんな」は「漏れなくみんな」です👍

さて、今日りほさんは、「パッセ+ルルベで、バーから手を離せたら、今度は両手を振ってみて!その次は頭を振る!たぶん、頭を振ったらバランス崩すから😏笑」と言っていましたね💡
どうして頭を振る方がバランスが崩れるのでしょうか?

まず、バランスというものが、どこで制御されているのか理解できていますか?
「バランス」この定義は、本当に広域です💦
バランス能力には

さて、今回のりほさんは「頭を振るとバランスが保ちづらい」と話しました。
頭についているものは、上記でいうと①②④ですよね💡
①視覚…
理学療法士が患者さんの立位バランスを評価する際には、必ず「閉眼立位」と「開眼立位」のどちらも検査します。つまり、「この人は、どれだけ、目からの情報に頼って立っているのか」を調べています。
ここを調べることで、「上記⑦個の要素から、①を除外すべきか否かが判断できる」わけですね🤸‍♀️
皆さんも案外、視覚情報に頼って、踊っていますよ❗️
特に、お教室ではうまくできるのに、舞台や試合会場になると崩れてしまう人💦
こういう人は、“周囲の壁”と“自分の身体”との距離感や、“天井”と“自分の身体”との距離感覚で、バランスをとっています。
体育館の端から端までを、目を開けて歩いた歩数と、目を閉じて歩いた歩数…一緒ですか?

②前庭感覚…
前庭感覚と聞いて、「内耳」「蝸牛」「耳石」このへんが頭に浮かんでくださいよ〜😏
中学、高校の生物でやってますよ〜😏

「耳石」により傾きを感じ、「半規管」により3方向の回転を感じているんでしたね💡
なので、頭を振るということは、これらの感覚に混乱が起きるので、②を除く残りの①、③〜⑥でバランスをコントロールしなくてはいけません。
この混乱を最小限に留めたいときには、「眼球の動き」に頼りましょう👀
なぜなら、これらの機関で得られた情報は、眼球運動を司る神経に送られるからです!
結果的に、眼球が揺れなければ、それほどバランスが崩れることはないというわけです💡
なので、よくバレエの回転の訓練で、「顔面をギリギリまで正面に保って、一気に頭を回してすぐに正面に戻す」という練習がされますが、本当のボスは、「眼球」です😈
「正面のある一点をギリギリまで見つめ続け、一気に頭を回してすぐに一点を見つめ直す」という練習方法が理にかなっているかもしれません😂
また、子育て経験がある方なら経験があると思います!
赤ちゃんの頭を少し起こしたあと、急に下げると、ビックリしたように両手を広げる動作👶
これにより「うちの子は、前庭感覚に異常はなさそうだ」ということがわかるわけですね💡

③小脳…
お子様に、人の脳と鳥類の脳の図を見せてあげてください🧠

このとき「へ〜、鳥の小脳って、人に比べてとっても大きくなっているんだね!」なんて言ったら、お子さんの大脳は天才です✨
空を飛ぶには、多大なバランス能力が求められますから、鳥の小脳は、地面を歩くだけのヒトに比べてとても発達しています🕊
小脳は、平衡機能を司ります🧠

③つの要素を語るだけでも、まだ足りません💧
私は、理学療法評価の中で、バランス評価がとても嫌いです😓
検査すべき項目が多すぎるからです。
筋肉・関節の構造上の検査だけならまだしも、脳、脳神経、感覚の検査はとても繊細ですから先輩がチャチャを入れてきます😠
皆さんは、専門家(BASHiPの理学療法士たち)に頼ってみてはいかがでしょうか?😏